五児ママ料理教室Vol.7【手造り味噌💖大豆は「遺伝子組み換えではない」】
松の内が明け、七草がゆ。鏡開き。そのあとは、味噌仕込みシーズン。
「面倒・・・」「親すらしていないよ・・・」
私もそうでした。お漬物より失敗せず簡単にできるので「手前みそ」の言葉を実感してみませんか?
【必要な材料・道具】
・味噌をいれる瓶 ・瓶を消毒するアルコール(焼酎などでOK)
・米こうじ1kg(一般的な米こうじはどこでも入手可能。麦こうじも取り寄せて同分量、同過程で1-2か月熟成で可能。)
・大豆(遺伝子組み換えではない)1kg
・塩490g(味噌仕込みに470g、仕込みの最後に上に敷き詰める塩20g)
乾燥大豆をもどすためのボール、大豆をゆでるための大きめの鍋(複数でも共にOK)、茹でた大豆をつぶすためのためのポテトマッシャーなど
【作り方:2日にかけて行います】
① 乾燥大豆をボールなどで大豆より多めの水で一晩つける(まん丸の乾物が、2倍ぐらいの楕円に膨らみます。)写真はスタート時、4時間後、一晩経過後。
② 大きめの鍋でゆでる。沸騰したら、度ゆで汁を捨てる。
③ 指で大豆がつぶれるぐらい柔らかくなるまで5時間ほど茹でる。(外出時などは蓋して途中でとめてもOK。私も朝と午後の2回に分けています。)
④ ゆで汁を250ccほど取り分けておき、ゆで汁を捨てる。
⑤ 茹でた大豆をつぶす。(粒が残っていても粒入りの味噌も美味しい。)
⑥ 別のボールや鍋などに塩470gと米こうじ1kgを入れて混ぜる。その際、取り置きした大豆のゆで汁250ccを加える。
⑦ ⑤と⑥を混ぜ合わせ、空気を抜きながら、アルコール消毒した瓶にいれる。(丸めて叩きつけるように入れるとgood)
⑧ ⑦の表面を平らにし、残しておいた塩20gを敷き詰める。アルコール消毒した重石をおき、蓋をして3-4か月ほど冷暗所で熟成させる。
日本の食卓に当たり前にある大豆製品。味噌、醤油、納豆、きなこ、など当たり前すぎる大豆の96%は輸入です。ブラジル、アメリカ、カナダの順で輸入しています。現在は遺伝子組み換え作物ではありませんが、種子法廃止、農業競争力強化支援法やTPPにより危機にさらされています。主食の米につぎ、必要とされてきた大豆。大豆を世界一多彩な食べ方をしてきた日本人。その大豆を遺伝子組み換えをし、商用流通させ、表示すら消そうとする動きに私は危機感を覚えます。
【おまけ】
新春になると出回るグリーンピースや空豆など。春は豆が楽しい。(写真はグリンピース煮を添えた夕飯とグリンピース入りの長芋の落とし揚げなどお弁当具材)