石原伸晃がTPP担当相?不安をあおる自民党に怒りしかない。
明日から11月。自民党は秋の国会でTPPの議論を終わらせたいようだ。しかも不思議なことに本日15:30ごろには内閣府のHPで閲覧できた20年前のTPPの骨子の記録が、17:30には閲覧できなくなってしまった。別のページに移動したのかもしれないが、この時期になんとも不親切である。
未だに疑問点だらけで不安が募るTPP。しかも担当大臣があの石原伸晃。彼は親が伸晃君と呼ぶ真の愚息。父親の石原慎太郎都知事に都の銀行を提言し周囲の反対をよそに石原慎太郎が強行するも大失敗。勿論、今に至るも反省のかけらもない。財政豊かとは言え、このような事態に都民も不信感しかないだろう。
ましてやTPPは国際条約であり、簡単にやめます、とは言えるものではない。かつ全国民がその対象になるのだ。国際条約の大変さはEUからの離脱か在留かでイギリスが国民を2分する国民投票になったことは皆様も記憶に新しいことと思う。離脱でも在留でもイギリス国民に大きな傷を残したのだ。TPPが日本にとり、このようなリスクがあることを多くの国民も石原伸晃も理解しているとは思えない。
日本の技術者は優秀であり、企業の技術投資と努力する姿勢を誇りに思う。例えば、石油高騰に対応し低燃費の車を造りアメリカ市場でも不動の地位を築き、世界のTOYOTAをはじめ日本の車メーカーは世界のトップを走っている。日本でも税金の安さもあり、軽自動車は大人気だが、軽自動車の税金が安いのはおかしいとアメリカ様は現在言っているのだ。TPPが発動された場合、軽自動車の税金が安いことを輸出の障害だと訴えられる可能性が高いだろう。現在のディーラーシステムも障害だとアメリカ様は言っているのだ。ドイツはディーラー制度を日本での販売に際し導入したが、アメリカ様はそのようなことはしない。ディーラー制度の導入はしないし、車のハンドルも変えることなく、日本にご指導くださるのだ。
この自動車の輸出による対日本の貿易赤字にお怒りになったアメリカ様は、牛肉オレンジの自由化を日本におしつけた。自由化とは聞こえがいいのだが、そのオレンジには日本でもアメリカ国内でも使用禁止の薬剤が使われており、日本は国内法を変えアメリカ様でも使えない薬がまぶされた柑橘類を輸入することになったのだ。それは今も変わずまぶされたオレンジやグレープフルーツを輸入する下部の日本の現状だ。
つまりアメリカ様が自由貿易の障害だとおっしゃれば、アメリカ様の新自由主義の信者である、安倍晋三・小泉純一郎&進次郎、そしておバカな世襲議員の御指南役・竹中平蔵は喜んで法律を変えて売国奴っぷりを発揮するであろう。そして、TPP担当相の石原伸晃はどう鑑みても一般国民より賢いとは思えない。愚鈍な石原伸晃を担当大臣にすえたままTPP推進をする自民党に怒りを覚える。
写真:石原伸晃公式サイトより