噂の築地市場&内田ロードツアー 【築地場外とピンク色の移転先】
TVなどでイメージする築地市場はなんといっても新鮮な魚介類であろう。
築地市場にも飲食店や、外国人観光客むけであろう和テイストの衣類を扱う店、刃物、長靴などを扱う店舗などがあった。11時すぎには平日にも関わらず2時間待ちの店舗もあり賑わいを見せていた。
場内にも店舗はあるが、メインは場外市場であろう。こちらも所せましと小さな店舗が市場を取り囲むように軒を連ねている。飲食店や食材や雑貨などの販売の店など様々であったが、場内同様で飲食店が大多数であった。
海鮮ランチであれば3000円前後が多いものの1500円ぐらいのものもあった。食べ歩きも心惹かれるだろうが、混雑時には危険なので気を付けながら食べ歩きをしてほしい。果物だけでなく、築地らしく練り物の串やカニの甲羅にホタテやカニ足などを入れて焼いている光景もあり築地らしさを感じた。
全体的に狭く移動が大変で、野ざらし状態の店舗での飲食になるところも多く、観光客を中心に屋台感覚で食事をしていた。勿論通常の店舗スタイルでの飲食店も多くあった。
訪れる人を観察すると、外国人や旗を持ったガイドさんに連れられたツアー客が多く、中でも中国人によく出会った。食事は加熱が基本の中華料理だが、近年は刺身や寿司の生食の人気も高いということを感じさせた。
この場外の店舗も移転が決まっており、移転先の建物も撮影してきた。晴海通りから築地市場横までL字型のピンク色の建物が移転先である。建物を見る限り、築地や日本や海鮮などのイメージを連想させることもなく、長方形の箱を並べ、箱を渡り廊下でつないでいるだけでがっかりしてしまった。独身寮かアパートのような外観で観光にはむかないように思える。隣接する波除神社はピンク色の箱ものをどう思っているのだろうか。
私のランチは、安っぽいピンクの箱と衛生管理状態に食欲も失せて築地市場の選択はパス。狭く、長蛇の列の築地市場および場外から抜け出し、歌舞伎座を眺めながら東銀座を通過し、新橋に舞い戻った。SL広場前の新橋の老舗ビルの地下街、こちらも老朽化により取り壊される予定、でランチをとった。
後日談
築地がんセンターの19階のレストランにて、築地市場とその周辺を上から眺めて食事ができると、友人に教えてもらった。値段も1000円程度らしい。次回はそこでランチをする予定だ。
撮影:アイアイ