【ピンハネ屋・竹中平蔵】英語教師の派遣?「教育改革推進協議会」
2017年7月1日、日本の教育改革の実現に向け、竹中平蔵氏を代表として、教育関係者・企業経営者の有志が協働する「教育改革推進協議会」が発会したぞうだ。
大学受験も2021年に大幅に改定される。未定ではあるが、大学の英語入試が大学独自ではなく外部の英語検定テストがそれにとって代わるとの案もあり、どの業者を選定するのか、大学の独自性の喪失などの問題から大学側は難色をしめしているのだ。入試には求める生徒像を各大学が出すので、外注業者に丸投げでは話にならない。大学入試を含め、入試はその学校の方針や教師のレベルが分かるものであり、受験生にとっても教師のレベルを確認するものなのだ。教育をする立場からその権利を奪う、受験性が大学を判断する材料を奪う。今回の英語の外部業者丸投げは子育て中の私は怒りをもって反対している。
話を戻そう。教育改革推進会議は、高級な教育ビジネスを手掛け、長生きしたければ国に頼らず自分で準備しろという人でなし発言の竹中平蔵。勿論、人材派遣会社のパソナ会長が、相変わらず適当な言葉で発会。お金にならないことはしない彼が教育を口実に何を金儲けするのか、というのが大半の見方であろう。eポートフォリオによる教育ビッグデータの利活用等、云々言うがよくわからない。一緒に発会したメンバーの教育関係者には慶応大学の安西祐一郎。慶應のお友達人脈。
その後の話を聞くと、やっぱり。。。英語教育にはフィリピンから派遣。お金、派遣ビジネスを教育でするだけで移民推進も兼ねるという売国ビジネス。
安倍総理は愛国者と竹中平蔵を評価するが、種子法廃止など日本の農業を破壊、農協虐めでモンサントら外資に日本の食卓を破壊させる工作真っ最中。郵政民営化は地方の経済を疲弊させ、若者がますます東京に集中し、高齢者は来てくれる郵便やさんが激減したことによる地域の見守り体制の崩壊。どこが、愛国者なのだ。彼が愛するのは日本を破壊して金儲けする自分だ。
私は心配している。教育改革推進協議会は、日本の公立小学校や中学校の義務教育から公務員を削除、排除し、教師派遣をたくらんでいるのではないか。英語を口実に外国にまで手を伸ばして外人相手に人材斡旋というピンハネをする。塾は金銭的に保護者や家庭に重荷である。子供にとっても放課後の時間と体力を奪う。プラスαの学習は良いことだが、公立中学から塾に行かねば公立高校にいけないような教育はおかしいと現状でも感じている。教師というのは聖職の一つであり、安定雇用で教育に専念してもらうことが教育現場で大切なことだ。入れ替わりが激しかったり、ビジネスライクだけで語るのでは教育ではない。人づくりというが、目先の儲けでは人を育てることはできない。これが、内閣府のお抱え民間議員の集まりに移行することだけでやめて欲しい。
写真:竹中平蔵(ウィキペディア)