2017・6フジテレビ株主総会「社長交代の陰に怪文書?」
先月末のフジメディアホールディングスの株主総会。
例年、元労働組合の70代男性や中年男性の元気な声が響く株主総会だが、今年は少し穏やかだった。
怒号に初めて出席した時は驚いてしまったが、慣れたら元気さだけでなく、言葉に面白いところもあり、笑いが起こる場面があった。
今回はグループ中核のフジテレビの社長交代が5月に報道され、株主総会ではその承認も議案事項に入っていた。
前社長は亀山社長61歳で、新任は73歳の宮内正喜社長(BSフジの社長とフジテレビの社長が交代)だった。
年齢的に考えて61歳から73歳に12歳上に変わる人事に疑問をもつのは私だけではないだろう。
フジテレビの視聴率は下がり続け、昨年の株主総会も画面が汚い、ドラマがつまらないなどの声が上がり、オリジナリティを大切にして頑張ると語った亀山前社長が成果もなく逃げるようにBSフジへの移動にも不信感を持った。
そのような中ある株主が発言し、経営陣に微妙な空気が漂った。(「」発言内容をそのまま言い回しは省略形)
「昨年の亀山社長の言葉を信じて1年間フジテレビを見て応援してきました。
(略)ワイドショーを見ているときに5人に一人は不倫をしていると報道されましたが、びっくりしました。
5人に一人どころか50人に一人も私の周囲ではいません。
このような数字はどこのデータなのですか?フジテレビのデータですか?
それならば、そちらにいる方々(取締役たち)のうち4、5人は不倫していることになります。(ここで会場が笑いが方々から起こるも経営陣の表情は微妙だった。)
また先程の株主の方がおっしゃったIRですが、フジテレビはカジノ推進ですか?
カジノは性風俗とは切っても切れない関係です。
女性として母として性風俗とセットのカジノ推進はやめて下さい。」
これに遠藤取締役(遠藤周作さんの息子)が返答した。
・具体的にどの番組か分からないので答えられない。
・カジノ周辺のビジネスを手掛けることはしても、直接カジノをやることはない。
先日、日経新聞にカジノに揺れる横浜市の記事が掲載された。
カジノを横浜市に呼び込むことを林文子市長、黒岩県知事が積極的に進めており、GWにもアメリカのカジノ業者が下見にきていた。
黒岩県知事はフジテレビのアナウンサーから政治の世界に転向した人物だ。
パチンコ玉を乗せたような建物といい、ギャンブル好きなのかだなあと感想を持った。
カジノ推進の後押しのために黒岩県知事を神奈川県に送り込んだ(彼は東京都広尾の住人である)のかと疑ってしまった。
笑いの起こった取締役の4、5人が不倫をしている算段になるとのことは、取締役にとっては笑いごとではなかったようだ。
質問株主はワイドショーのデータへ不信と既婚者への侮辱だと怒りをもっていたようだが、亀山前社長らには不気味だったかも知れない。
株主総会後、知人より怪文書のせいで社長交代になったらしい。との話を聞いた。
その怪文書には社内W不倫が行われておりその片方が亀山社長とのこと。
怪文書とのことであり、実物を拝見してもいないので断言はできないが、12歳年上に社長交代した不思議はそのような背景があったのであれば納得である。
怪文書の話を聞き、株主総会の微妙な空気の理由が分かったような気持ちになった。
こちらは私のあずかり知らぬところだが、カジノ反対の立場をとる私としては様々なカジノ反対の声に勇気をもらい、今後も横浜市、東京都のカジノ構想に反対の声をあげていきたい。