観光立国なんてお断り。日本は技術立国だ。
安倍政権はおかしい。なぜなら、デフレの重要不足を観光で補おうとしているからである。内需大国日本は、内需を拡大すべきで、デフレの現在は政府の公共投資がもっとも望ましい。無駄な公共投資ではない。近年続く災害の被災地に支援をし、災害に備えて老朽化した設備をやり直したり、耐震化すればいいのである。国民の生命と財産を守る投資に、建設国債の発行を怒る国民はいないであろう。いるとすれば日本が嫌いで被災して死にたい変わり者だけである。
結論から言えば、日本は海外からの観光客がなくても国はやっていける。個別に外国人相手の商売をしている人は大変だろうが、日本人相手に商売をすればいいのである。日本は内需大国なのだ。世界第3位のGDPを誇る日本が、なぜ外国人からのお恵みに頼られなならないのか。非常に情けない発想であり、政治家として資質にかける乞食根性である。
例を挙げてみよう。今や1坪3300万円の地価も出現した東京都の銀座は中国人の爆買いに合わせ媚びを売り続けた。そして日本人の足は遠のいた。女性にとって憩いの場であるトイレも汚れるなど、ときめきながら銀座で買い物する楽しみがなくなり、銀座の価値がなくなったからである。
それならばインターネット注文で十分である。爆買いが落ち着いても中国人とみると媚びをうる哀れな姿も見かけるが、必死で日本人を呼び寄せようと切り替えているようだ。一時の観光客に振り回され、長年のお客様をないがしろにした結果である。
また、日本の古くからの観光の目玉の一つである温泉でも、入れ墨をみとめろとか、入浴作法も知らずに汚すとか、バイキング形式の食事での異様な行動など、日本人が嫌な思いをして避けて通るのが現実である。「あの人達とは合わない旅館を選ぼう。」と団塊世代の親もいうほど(彼女はインーネットをせずテレビと新聞が情報源)なのだ。マナーの悪い観光客に対して日本人が我慢するか避けるかしているのである。利益も一時で長い目でみればマイナスであろう。
日本は技術立国だ。鎖国のころより独自の技術や伝統でやってきた。戦後、技術立国になったわけではない。そして技術は継承され、進歩するので技術投資は継続しなければ意味がないのである。安易に一時のお金に目がくらみ、日本人に我慢を強いればさっていくのだ。
大手企業は品格も求められるのだが、近年の星野リゾートは下品さに拍車がかかっている。国宝を開放して旅行者を宿泊させろ、というのである。
靖国神社の爆発テロ、他の神社の放火や油まきなど文化財は今も被害にあい続けている。
紙と木でできた日本の文化財は、外国の石造りとは異なる。一瞬で文化財がなくなるのである。その責任を星野リゾートが金銭的にも、文化財的にもとれるわけがない。身勝手な守銭奴である。とはいえ、彼は民間人であり下品な銭ゲバでも利益追求をするのは勝手であろう。
しかし、菅官房長官ら政治家が銭ゲバでは困る。国民の生命と財産を守ることが職務なのであり、国宝をはじめ国民の財産を一部の利益のために差し出すのは職務怠慢どころか国民の財産泥棒である。
国会議員たるもの、下品な一時金狙いの考えはすて、国民の生命と財産を守ることに邁進してほしい。そのために生命と財産を危うくする、観光立国も移民推進もお断りだ。安倍政権がごり押ししているのは観光立国だけではなく移民推進だ。先のコラムにて題材に取り上げた4か国表記は、観光客や在日外国人のためではなく、政府が推進する移民受け入れの準備のため行われていると私は懸念している。
少子化に俯くのではなく、AIやドローンなどの技術に投資し、第4次産業革命の一人者たる日本として堂々と技術大国日本でいこうではないか。