プレミアムフライデー?「生活苦しいのに消費できるか(# ゚Д゚)」
「サントリー、政府、頭大丈夫?」私は呆れてしばらく頭が真っ白になってしまった。先月24日㈮美人タレントを招き、プレミアムフライデーのイベントが行われた。月末の金曜日に退社時間を早めて買い物や食事を楽しんでもらう官民一体の取り組みがプレミアムフライデーである。
接客業は無関係だということだが、収益アップが還元されるのであれば悪い話ではない。しかし、正社員が減少し派遣社員やパート・アルバイトは労働時間が減れば収入も減るのである。減った収入で買い物や食事?できるはずもない。正社員も時間給で働く労働者が増え、正社員の残業が大きな問題となるなか、他の日にしわ寄せがいくことは必須であろう。生産性向上を図らず、一斉に早く会社から出ろ、ということにメリットがあるのか疑問である。
10年以上前でも花金という言葉も過去のものであった。プライベートを邪魔されたくない、上司と遅くまではしごをしたくないという男性社員の希望で会社の歓送迎会は㈭に行われていた。土日休みの企業が多いからプレミアム金曜日なのであろうが現役世代は望んでいるのか。週末、必要があれば仕事を片付けたいし、月曜日に備えたいというのが本音であろう。グローバルな取引において日本の夜からが忙しい会社があるのも現実である。そして、買い物も食事もただではできない。早帰りより給与UPであろう。
目的である消費を活性化ならば、こんな意味不明なことは不要である。勤務体系も様々かつ曜日・時間も様々な現代はニーズが多様化している。そして貧乏な現役世代より豊かな高齢者の消費について余裕が多いのも事実である。プレミアムフライデーが消費を活性化することはないであろう。あるとしたら、サラリーマンのバイトが金曜日に増えるぐらいであろう。働き方も自由なので掛け持ち増加。そしてデパートには三越含めいくことはないと思う。
ちなみに、写真にうつるサントリーHDはお酒のメーカーだが、ストロングゼロを飲むと私は翌日肌荒れ。他のメーカーではあれないのに不思議。親世代には不思議なブレンドの悪酔いの代名詞のウィスキーもあったと聞いたことがある。もうお一方の三越銀座も私が社会人の時点でデパ地下にしか魅力はなく、外国人観光客に媚びた結果、デパートのトイレまで汚くなり銀座のデパートには久しくいっていない。お客様目線がない企業が推進する時点で効果は期待できないであろう。無い袖はふれぬ、そんなことすら分からないリーダーに失望した。そうか、サントリーも迷走経団連の一員。納得してしまった。そして、日本人を蔑ろにした銀座のデパートが厚かましい、と怒りも覚えた。