都議会選挙に続きJA全中会長もダブルスコア負け【小泉進次郎の暴走にNO!】
先月の東京都都議会議員選挙。政府与党・自民党は歴史的惨敗で57議席から23議席に。歴史的惨敗の選挙だったが、自民党は選挙パンダ『最終兵器』の小泉進次郎を投入した。彼が、終盤応援演説をするも、落選を出し続け効果はいまいちだったようだ。
選挙パンダはさておき、小泉進次郎はバリバリの新自由主義信者である。農協は解体し、株式会社にしてモンサントらの外資参入を企み、TPPを口実に農業の知見を外資規制なく民間に無料で公開を強要(『種子法廃止』『農業競争力強化支援法』、農協改革)し、日本人の食生活よりもアメリカ様などの外資企業様やお友達のパソナ竹中平蔵らの金儲けを大切にする議員である。
日本解体の第一弾として郵便局を悪者にしぶち壊した小泉純一郎。タッグを組んだのは日本人が一番嫌いな男性の一人であろう竹中平蔵。これにより、地方は疲弊し、郵便局にはアフラッグのポスターが貼られた。日本人に何かいいことがあったのか、未だに感じられない。
日本解体の第二弾が、農協虐めJA悪者説で改革が必要と訴える。遺伝子組み換え作物の種子の9割の特許をもつモンサント様(ベトナム戦争の枯葉剤の企業)が農協の株式を購入できるように、株式会社へ移行させたいのだ。農協の幹部も農業従事者以外OKにしてモンサント様、パソナ様、ローソン様が口出しできるような体制にしたいのだ。
TPPを口実にJAの資材がや肥料が高いと言いがかり。JAの資材や肥料が高いというが購入は強制ではない。資材も4割程度が購入しているが、指導料も入っているのだ。資材のみ、資材&指導料では価格が違うのは当然で、参考書と参考書&家庭教師の値段が異なるのと同じだ。比べるまでもないことを言いがかりをつけるのが、詐欺師スンズローと私は感じている。
東京都議会選挙の直後の先月5日に全国農業協同組合中央会(JA全中)の会長選挙の開票が行われた。
『「まさかダブルスコアで負けるとは……」
農協幹部がこう絶句したのは、。結果は、JA和歌山中央会会長の中家徹氏(67)が152票を獲得し、88票の須藤正敏・JA東京中央会会長を破った。 ~中略~
「農協改革の旗を振ってきた小泉進次郎・自民党農林部会長と、農水省の奥原正明事務次官にとって非常にショックな選挙結果でしょう。JAの総意として、NOが突き付けられた。小泉・奥原両氏に理解を示してきた奥野路線からの転換は避けられない」』(『』文春オンラインより)
一般人には全中の会長といってもピンとこないだろうが、奥野会長は韓国産肥料を輸入する件の中心人物である。「日本の肥料や農薬は韓国の2倍、3倍高い」と小泉氏が糾弾したことからもお分かりだろうが、奥野会長一人でやったのではない。小泉進次郎や奥原次官らがTPPの準備・昨年の全農改革の一つとして行ったのだ。JA主導ではなく政府主導であり、経団連の榊原会長も共にやったことなのだ。
既得権益だ!と憎しみの矛先を作るのが小泉劇場、その裏で民間業者として派遣のパソナなどが利益を吸い上げているのだ。命に係わるインフラ、食糧、水、電気やガスなどのエネルギーは儲けだけで語るものではないのだ。
小泉進次郎と奥原次官が進める農協改革の最終目標は、なんだろうか。
①協同組合組織の農協を株式会社化させ、外資参入。役員に農業従事者以外も外資もOK。
②金融部門を分離し、アメリカ様の企業様が参入。(郵便局の解体は保険と預金が欲しかったアメリカ様のご指導)
③遺伝子組み換え作物を輸入しないJAの輸入部門の方針を転換し、モンサントの利益を最大化。
と私は感じている。
改革は必要だが、守るべきものがある、と旨を発言した中家会長には、利益を追求する株式会社ではなく、日本国民の胃袋と農家のための組織として頑張って頂きたい。私はJAを応援すべく遺伝子組み換え作物は買わず(添加物や肥料も意識して購入)、金勘定だけの新自由主義ならびに、自分の会社の利益などのために既得権益と言いがかりをつける規制改革会議の横暴には声をあげていきたい。