乳がん検査『マンモグラフィー』初体験~日本の行政サービスは最高~
毎日、クタクタで健康なんて・・・。検診とか面倒だし、つい後回し。輝く女性は忙しい。塗り固めた上っ面で、気が付けば自分の体はボロボロで構っている暇なんかない。
貧困化で時間もお金もなく、もし結果が悪かったらどうしよう、という不安もあり、自覚がないと検査しないという派遣労働者やアルバイター、主婦は多いのではないだろうか。多くの芸能人の闘病報告を発信する昨今。とりわけ小林真央さんの乳がんにて他人事ではないと重い腰をあげた。
私にとり初の乳がん検査・マンモグラフィー検査を受診し、ドクターのご厚意により検査結果の際のお話をブログに掲載することを快諾して頂いたので皆様にもご紹介したい。
【乳がん検診の内容】
①問診・・・簡単なアンケートで、自覚症状や生理についてなど婦人科の問診票と同じ内容。
⓶触診・・・バストはリンパ節の付近をさっとなでる程度。(自覚症状や身内に乳がんがいないから?)触ったか分からない程度だったので男性医師でも抵抗は感じず。
その後、喉もとの甲状腺も触診。こちらは触っている感覚があり、甲状腺までチェックしてもらえてラッキー。
③マンモグラフィー検査・・・左右から挟む、上下から挟む、を両方行ったので4回。
微量の放射線で気にすることもないらしく、女性の技師さんが対応。胸を挟む関係上、胸に触れられるが必要最低限で不快感もなく、痛みも皆無だった。
痛みは個人差もあるそうだが、乳腺がはっていない時期が痛みを感じにくいそうだ。
【気になる費用】
厚生労働省から40歳以上は補助があり、各自治体から2年度ごとに通知が対象者にくる。費用は1300円程度。
自治体により、初検診の40歳は無償など、独自のサポートもあるので、自治体の通知は是非活用してほしい。
【対象でないけど・・・】
40歳でなければ検診はできないの?
大丈夫。40歳未満でも不安や自覚症状があれば診察が可能。その際は保険適用にて一般的な3割負担の場合は4000円ほどでOK。20代でも問題ない。
痛いのだろう、恥ずかしい、と思いなかなか受診できなかった乳がん検診。妊娠、出産でタイミングが合わない方もいるだろうし、仕事でいけない!という女性も多いだろう。特定の日は日曜日も可能な病院もあり、ライフスタイルに合わせて検診ができる。
ドクターから実際は40歳以上の4割程度しか検診していないと伺った。検診は厚生労働省からの補助でお得に検査ができる。4000円と1300円の差は大きい。対象者は是非検診を活用すべきだろう。
いつもゴミ箱にいれている地域の広報はお得がいっぱい!がん検診も大腸がん・肺がんなど安価や無償で検査ができる。骨密度測定、血管年齢測定やロコモ対策の運動など様々な健康診断を実施しているのだ。
楽しいイベントや講習会(無償、有償あり)などの住民サービスも行っている。なんとなく、捨てていた広報誌。結婚してから、子供のため、節約のためで見るとお得がたくさん。クーポン雑誌のようなものが行政の広報誌なのだ。行くと、近所の??なおばさんや日本語分かる?な方も結構活用している。半面、ママ友は参加していないし、知らないことが多い。
例えば、ベビーシッターは高い!30分きざみで1000円以上かかる。ボランティアもあるが民間では当然の価格である。需要と供給の関係でなかなか利用はできないかも知れないが、有償ボランティアがあり研修を受けたボランティアが子育て応援をしてくれる。
自治体により条件は異なるが、1時間800円程度で、民間の1/3程度。見知らぬ土地で奮闘するママやパパも多い。私が尊敬する先輩ママは有償ボランティアをしており、私も下の子供たちが10歳になればやりたいと思っている。孫より早く、可愛い子供たちと関わりたいと思う、普通のママの選択の1つでもあり、お互い様の日本人の精神を行政が後押ししている制度でもある。
戦後、国が悪い!役人は手先!といった不信感が戦後生まれの70歳代以下には強いように思う。
行政サービスは私達庶民こそ利用すべきもので、検診や子育て支援など多くのサービスを見逃していないだろうか?
民間が善で公が悪というのは歪んでいる。利益ではなく公共サービスなのだからこそ、多くの国民が必要に応じて利用してほしい。
公共は悪ではなく、『お互い様』の精神を具現化したものであり、単身者でも孤児・ひとり親・障害者・生活困窮者でも利用できる世界に誇るサービスである。
健康保険、年金もその一環であり、TPPによる製薬会社都合の薬価値下げ止めや公的保険の否定による自由診療メインは日本人の精神と真逆である。私はゆえに、お互い様の健康保険や年金ならびに行政サービスを有効に活用に、それを自覚することを日本人の誇りの1つにしたい。