内閣府の闇vol.2~携帯電話にも口出しする民間議員・大田弘子「オバサン、あんた誰?」~
一人1台と言われる携帯電話、スマートフォン。
様々な通信会社やサービス、端末機メーカーが凌ぎを削る。
先日の新聞に、大田弘子・規制改革推進会議議長(『』内は11月20日水曜日の読売新聞の記事より抜粋)が安倍総理に答申した内容が記載されていた。
『携帯電話の端末料金と通信料金の完全分離、販売代理店の誇大広告の是正
株式などの金融商品と商品先物を一か所で売買できる総合取引所を2020年頃実現
農業ドローンに対する規制緩和
中学校でインターネットを使った遠隔教育を認める』
「あんた、誰?」
竹中平蔵の御弟子様の民間議員。
師匠は、未来投資会議に移動して、下水道や空港や港湾などのコンセッション方式を推し進める民間議員。
所有はしないけど、運営はするという、無責任でリスキーな話。
大田弘子様は、そんなに凄いだろうか?
小泉純一郎内閣にて2002年、内閣府参事官をつとめ、前年度に発足した経済財政諮問会議の事務方として
政治の舞台に現れた。
(2001年の橋本行革による中央省庁の再編は日本経済にとってもマイナスであったと浅野個人は感じている。)
通信、金融、農政、教育に口出しするまで大出世。
総務省、金融庁、農水省、文科省などは各省庁は無視なのだろうか。
携帯電話は民間企業であり、政治家や民間議員が口出しするのはどうなの?
総合取引所は誰のため?なぜ2020年ごろ?
農業のドローンはいいけど、遺伝子組み換え作物の種子や、除草剤の場合は、危険では?そもそも農政に口出しって?
義務教育にインターネットはいいし、離島や病院学級には有益とも思うけど、教育にも口出し?
現在のお仕事は(ウィキペディアより)
【民間議員として・・・】
内閣府規制改革推進会議議長☚今回はこの仕事
政府税制調査会(内閣府)委員
【財団法人・公益法人などでは・・・】
公益財団法人日本生産性本部副会長(日本創成会議構成メンバー)
国立新美術館評議員
公益社団法人日本経済研究センター理事
独立行政法人宇宙航空研究開発機構広報対応外部委員会委員
公益財団法人新日鉄住金文化財団評議員
資源エネルギー庁総合資源エネルギー調査会臨時委員
一般財団法人企業活力研究所社会保険料負担を考える研究会委員
国際公共政策研究センター番号制度に関する研究会委員
東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 経済・テクノロジー委員会委員長、
【民間企業でもご活躍】
株式会社みずほフィナンシャルグループ取締役会議長☚金融
パナソニック株式会社取締役☚特許を含め技術を要する企業、携帯電話
JXホールディングス株式会社社外取締役☚エネルギー関連企業
これってボランティアではなく仕事ですよね?
合わせたらいくらになるのだろう。。
しかも、民間企業の仕事の分野を民間議員として扱うのは不公平では?
民間議員は、国会議員と違い、財産はオープンにされない。
選挙で選べない民間議員。
選挙で落選しない民間議員。
何人いるのか、給料はいくらなのか、わからない民間議員。
参議院では、福島瑞穂議員が不公平だと疑惑を追及した。
フランスの水メジャーであるヴェオリア社の日本法人の伊藤万葉さんが民間議員として、水の政策に関与しているというのである。
日本の日産自動車が、規模が小さく電気自動車の技術で遅れているフランスのルノーに支配されているどころの話ではない。
金額も国民の生命という観点からも桁違いの話である。
水、空港、港湾といった公共事業のコンセッションを進めてきた菅義偉官房長官の大臣補佐官である福田隆之氏も先月突然の辞任。
水メジャーとの癒着ではとの怪情報も囁かれるなど、不透明さが表面化している。
内閣府が関与する公共事業のコンセッション(いわゆる民営化)は、竹中平蔵の弟子たちによる利益誘導を感じるのが国民の感覚であろう。
内閣府で活躍の民間議員に、血税はいくら使われているのだろう。
彼らを指名した安倍内閣は、人数、人件費、責任の所在を明らかにすべきである。
写真:日経新聞より