どこまでも女性の敵だった【都議会自民党・高木啓幹事長】
女心が分からない。これは男性だけの話ではない。オス化した女性とメスであり続ける女性は分かり合えないようだ。
昨日、東京都議会議員の報酬などを巡り、自公の意見が対立した。報酬とは別途出勤1回1万円支給されている手当を実費のみに変更する、議員報酬を2割カット、などの公明党の独自案に自民党が反発したようだ。
高木啓議員は政治資金でキャバクラ通い(しかも地元ではなく六本木や歌舞伎町)が発覚し、大ヒンシュクをかった。舛添要一前都知事が離婚三昧や結婚詐欺、養育費をケチり、セクハラとも思える気色の悪い行動を海外や海外からの訪問者にした無様な様子で女性から圧倒的に嫌われたことを都議会自民党はすっかり忘れたようだ。
それにとどまらず、最初に手をあげた小池百合子都知事も無視して、自殺率を著しくあげた増田寛也候補を持ち出し、彼女を応援した区議会議員を処罰した。おかしいのは立候補した小池百合子都知事ではなく、後出しで名前すら間違えてしまう候補を担ぎだした自民党だ。それをすっかり忘れたのであろう。これでは公明党支持者に限らず、女性からは嫌われること必須である。自民党にも女性議員はいるものの、性別は女性でも中身は普通の女性ではないようだ。ゆえに女性が嫌うことを理解していない。
それだけではない。自民党は公明党の支持者が熱心な女性だということを忘れている。男社会の都合など、しったことではない。
私の知人に熱心な公明党の支持者がいる。夕方、幼子は昼寝をし小学生の子供の夕方を迎え撃つ主婦タイムにも、選挙に一緒に行こうと突撃する。面倒なので期日前投票をしたことを告げるが、自分の子育て時期を忘れて押し掛けるのは迷惑な話である。そんな彼女は飲食店を切り盛りするが、旦那は生活習慣病でお店にはほぼ出ない。しかしパチンコはする。定年前や前後でこの有様である。友人にも聞くと、このパターンの女性支持者は少なくない。彼女らは、夫のギャンブルですでに疲弊しているのだ。このパチンコも野放しにし、カジノ法案も通す。北朝鮮への送金に加えて、アメリカ様への送金になるだろうが、そんな理屈よりも日々の苦労により彼女たちはカジノを受け入れることはないだろう。グローバリストでアメリカ様の下僕である豊かな自民党議員には、夫や家族がパチンコなどのギャンブルにはまり苦労する女性の気持ちはわからないのであろう。
カジノ法案は、家族のギャンブルで苦労をする女性を敵に回したのだ。それを分からず、選挙協力うんぬんと口にする東京都議会の高木啓自民党幹事長は大馬鹿である。公明党も、与党にこだわらず、有権者をみて行動してほしい。