秋のBBQ・・・玉ねぎ不作に被災地を思う
暦は秋に入り、先月に引き続き今月も台風が日本を襲う。
台風が再びくるらしく、首都圏も不安定な空模様。
仮設住宅や老人施設も容赦なく台風にさらされ、尊い命が旅立つニュースを見聞きすると本当に胸が痛い。台風と無縁のイメージの北海道に水害とのことで、北海道を心配しながらも自身の食材を心配する自分の身勝手も感じてしまう。
今日は、複数の友人家族とバーベキュー。道具をレンタルして、食材や飲料を持ち込むスタイルで行った。
母親たちで野菜をあらってカットし、父親たちが軍手をして火加減を調整しながら食材を焼く。
小学3年生ぐらいからは子供も積極的に焼く姿もあり、6年生でも食べるだけの子供の姿もありまちまちだ。
会費制で、肉・野菜・焼きそばの麺・ソース・皿やはしを購入。
参加者は飲み物持参だったが、それぞれ肉類を中心に持参。各家庭でバーベキューの食材も違うので楽しい。
一つ反省したことは肉類が多く、野菜が少なかったので炭火の炎が油で大きくなった際に野菜で一呼吸おけなかったことだ。また、火の通りにくい野菜は予め火を通しておくとバーベキューの際に手軽に焼くことができる。
我が家はジャガイモを持参したが、アルミホイルにサツマイモを包み持参した家庭もあった。炭火の焼き芋。なるほど、次回の参考にしよう。
肉類も市販のスライスだけではなく、予め仕込んで持参する家庭もあった。
このご家庭はいつも美味しい材料の差し入れをして下さり、私も堪能した。
鶏肉に塩で下味をつけて味噌とニンニク、マヨネーズで一晩おいてバーベキュー。このマヨネーズがマイルドな味で良かった。
マヨ味噌はおいしいので野菜ディップにはするものの、肉の下味に加えたことはなく、今度是非やろうと思いながら口に頬張った。
大きな玉ねぎの輪切りをみたとき、「どうしたの?すごく大きいね。今、玉ねぎ高いし、小さいよね?台風でもっと高く小さくなるんじゃない?」と言うと「ふるさと納税でもらったの。佐賀とか玉ねぎ(の産地)、のきなみアウトだよねー。」と返事が返ってきた。
じゃが玉人参、とセットでいうほど必須の家庭食材。天候で左右され、災害でも大打撃。流された畑はどうなるのだろう。
広島の土砂災害のあと、東日本大震災のあと、私たちの仲間が現地で泥かき、被災地の子供に遊びの提供などをしてきた。
熊本・大分震災では私も親子で募金活動を行った。災害大国日本では明日は我が身。お互いさまの気持ちで損得ではなく、支えあいたい。
安倍政権も、プライマリーバランスの黒字化、と天下の宝刀ごとくわめいて被災地に援助を渋る姿勢を改めて欲しい。エジプトに2兆円、アフリカに3兆円。国内にはなぜ、出し渋るのか。
日本は東京だけではない。地方を切り捨てることは、東京が災害にあった時、地方に東京を支える力がなく、日本消滅を意味する。
東京には首都機能が集中しており、人口も集中している。これは非常に危険であり、地方を切り捨てることは自殺行為である。
首都直下型地震などで東京が崩壊し、日本が消滅することを安倍政権は望んでいるのだろうか?
建設国債を発行し、一日も早く被災地が復興し、救助する側にまわれるように政府は支援すべきである。国民の命と財産を守らないのであれば、立派な思想もいらない。思想だけでは命も守れず、お腹も満たされないからだ。
災害時、政治家とその家族だけが助かる保障はない。災害時に地位やお金は無意味である。支えあえる国民であるために、被災地の復興と財政出動を切望する。