山口百恵になれない日本女性
テレビには朝から若い女性タレントがたくさん出る。
どの顔も似た感じで名前など覚える気すらない。
いつ出てきて、いつ消えたかさえ知らない。
山口百恵さんが最後にテレビで歌った懐かしの番組をみた。
[夜のヒットスタジオ]
中高年には自分の人生の中で必ずや見た懐かしい番組の1つだと思う。
山口百恵さんは人気絶頂期に結婚で引退、以降一切表には出ない生き方を貫いている。
菩薩と言われた美貌、落ち着いた雰囲気はとても10代のアイドルではなくいまでも語り継がれる女性だ。
女性も輝けとハッパをかけられる時代に彼女の生き方が伝説化されるのは皮肉な話ではないのか。
みんな本音は山口百恵さんにあこがれているのだ。
素敵な愛する男性と真剣に恋をし結ばれて可愛い子供を産み夫と子供になくてはならない太陽の存在になり、家庭を切り盛りし、ささやかな幸せを掴んだ百恵さん。
華やかなライトより歓声より拍手より妻で母を選んだ百恵さん。
だから伝説化し、神話化している。
女性が輝くとはなんだろうか。
名誉園長になることか?FBで活躍を御披露することか?夫の肩書きを利用し口利きをすることか?
家事と仕事が大変ならメイドを雇えの政府。おかしいだろう。
結婚しても女性がフルに働かなければ食べていけない、妊娠したらどこに預けようかと悩む日本には、夫の帰りを手料理で待つ、可愛いい奥さんはいなくなるのかもしれない。
専業主婦に憧れるくらい、日本は貧しくなっているのではないだろうか。
写真は山口百恵の曲「曼珠沙華」から。彼岸花です。