林文子横浜市長に告ぐ「カジノ禁止条例を制定せよ」
観光地としても人気があり、東京23区に次ぐ人口の神奈川県横浜市。横浜市には2期市長を務める林文子市長が在任中だが、去る1月25日に市庁舎前で林文子市長への抗議が行われた。
抗議理由は、横浜市に違法賭博のカジノ誘致はするな。誘致先は海沿いの山下埠頭であるが、横には緑豊かな山下公園があり市民や観光客の憩いの場である。多くのイベントが開催されたり、のんびり家族とすごすハマッコに人気の公園なのだ。横浜市は2009年より住民税に追加して、みどり税を導入した。このみどり税により山下公園の花壇も造った。税金を追加して緑化した横で違法賭博とはどういうことなのだ。
抗議当日、林文子市長は会見にて積極的に推進してきたカジノ誘致に対して曖昧模糊な発言に終始した。カジノ誘致を否定するとも一つの案に過ぎないとも解釈できる玉虫色の発言であった。
早合点してはいけないのは、林市長が方針を変えたわけではないということだ。様々な解釈ができる発言をしたにすぎない。カジノ誘致を断念するとの発言も一切ないのである。このような曖昧な発言を繰り返すのでは横浜市民は困る。
カジノ誘致を続行するのか、続行しないのであれば『カジノ禁止条例』を制定すべきである。8月には横浜市長選が行わなれるが、カジノ誘致への姿勢は大きな争点になるであろう。
賭博は中毒を産み、性風俗や借金と密接な関係がある。隣国ではカジノの周囲には質屋がならびスラム街になり街はあっという間に衰退してしまった。カジノ誘致を経済界は期待するようだが、住宅地に隣接したカジノは砂漠のど真ん中にあるラスベガスとは異なり徒歩で公共機関で出入りできること=街の衰退と認識すべきである。先日の抗議には多くの女性が参加したが、毎日の生活基盤の崩壊の危機を感じた当然の行動であろう。横浜市長たるもの、日常生活の劇的変化が予想され反対抗議もなされるカジノ誘致に対し、方針を明確にすべきである。それがトップの責務である。
写真:林文子横浜市長(ウィキペディアより)
最新動画:https://youtu.be/nXcvgZoYuM8 平成29年1月25日横浜市役所凸横浜に賭博場はいらない!