【灼熱地獄の東京オリンピック】石原慎太郎の詐欺
今年も今日で最後。東京都をとりまく政治状況を振り返ってみた。
国政ではお正月直前の12月28日に電撃的に日韓合意がなされ、外務省や自民党の前で緊急の抗議集会が行われていた。年明けもデモ行進などが行われてが一年たち、多くの都民や国民にとり遠い記憶になってしまったようだ。現在、韓国は政情不安で混乱している。日韓関係を2年連続して年末に考える機会がくるとは思わなかったが、忘れやすい日本人への贈り物かもしれない。罵倒や民族批判という無駄なことはすべきではなく、隣国の政情不安に対して日本は何をすべきかを考えるべきであろう。
地方行政に目をむけると、豪遊・養育費問題・韓国人学校増設問題で舛添要一前都知事へのリコール活動が盛り上がり、辞任に至った。その後、小池百合子VS.自民党(ドン内田、キャバクラ高木、マリンスポーツ宇田川など)の劇場型都知事選と都議会にマスメディアは釘付けになった。都知事の仕事は豊洲移転問題から東京オリンピックにうつったようだ。目まぐるしく変わる予算案、会場選定、周辺の首長の抗議、などで混沌としている。
そもそも都民は騙されたのだ。既存施設を利用したエコでコンパクトなオリンピック。省エネ大国日本らしいオリンピックということを石原慎太郎は主張したではないか。
蓋をあけてみると予算は3倍4倍にもふくれあがった。コンパクトなはずが、周辺や東北地方にまで会場を画策しており負担金を巡りバトル勃発である。既存施設を利用のはずが新規建築・既存は基準に合わず使用ができない、など話も予算もデタラメだった。
石原慎太郎、お前は詐欺師だ。コンパクトではない。既存は使わない。そして謝罪も説明もしない。建設コストをおさえてオカラ工法をしろ、建設会社や従業員の費用をけちって酷使しろ、と言っているのではない。日本は災害大国だ。安かろう悪かろうの危険な建物や現場の人間を安く使うことを望んでいる都民はいない。できもしない予算を提示して都民を騙したことを怒っているのだ。
そして、次期は真夏。アスファルトに囲まれた東京は灼熱地獄だ。この環境で世界のトップアスリートに競技させるのはキチガイ沙汰である。オリンピックにより混雑が加速し、救急車も間に合わないであろう。かつての東京オリンピックは真夏ではなく秋だった。その記念が10月10日体育の日という祝日になったそうだ。(現在は10月第2月曜日)
オリンピックの開催時期だが、欧米のプロスポーツの都合で夏だそうだ。かつてはの東京オリンピックは、交渉をして夏ではなく秋にした。石原慎太郎は偉そうに威張り声を荒げるが、何もしなかったではないか。舛添要一より豪遊しオリンピック開催にむけ高級ホテルに泊まり歩いたが、夏から秋に交渉することすらできなかったのだ。無能で、内弁慶の詐欺師、石原慎太郎は東京都民の敵、トップアスリートの敵である。将来あるアスリートを利権都合により夏の灼熱地獄の東京で競技させることは反対だ。まだ時間はある。時期を秋に変更してほしい。できないのであれば東京オリンピックは返上すべきだ。
写真:石原慎太郎元都知事(ウィキペディアより)