郵便インフラ破壊ではなく原発推進を反省?【格差を肯定するグローバリスト小泉純一郎】
引退した小泉純一郎元総理は、近年は脱原発の活動を積極的に行い全国で公演を行っている。引退してから原発推進を悔やみ考えを変更したそうだ。引退後に東日本大震災があり考えも変わったのかもしれない。勿論、考えの変化も構わず、堂々と表明することといいと思う。
小泉純一郎氏は、トモダチ作戦により日本で活躍した米兵が被ばくして苦しんでいるので募金活動を行っているそうだ。募金は1億円を超えたとのことで、元総理として同盟国アメリカに対して積極的な活動には頭が下がる。トモダチ作戦に参加したアメリカ兵のがんの発症率は高いそうで、ボランティアによる被ばくであれば日本国民として心が痛むのは多くの人もそうであろう。適切な治療で回復されることを願う。
かたや日本に関してだが、福島県民も原発で勤務していた人々も被ばくによりガンを発症しているとは聞かない。日本の全国の平均値と比較して震災前と後で地域格差に変化はでたのだろうか。そのような話があれば、原発反対派の攻撃材料になると思うのだが、裁判や居座り行動以外聞いたことも見たこともない。ガン保険に震災後加入したが、指定地域との関係を聞く項目もヒアリングもなかった。地震保険は地域によりリスクが異なるため地域で金額が異なる。原発により被ばくがでているのであれば保険会社(しかもガン保険は外資から始まり現在も大半が外資の保険会社)が地域により掛け金を変えるはずだが、そのようなことはなかった。
東日本に近い太平洋にいたアメリカ兵が震災直後に上陸し被ばくし、現場にいた東電社員および関連の勤務者や周辺住民は被ばくがない。素人の私には理由が分からない。原発の反対賛成の際の判断材料にもなるので、政府は被ばくの格差についても調査し発表すべきであろう。
小泉純一郎元総理には、違和感を感じる。この違和感の原因は、彼が行う活動は日本人のために行われているとは思えないからだ。彼は郵政民営化も天下り廃止と大義名分を掲げるも、地方の安心安全とインフラを破壊し、郵便局にアフラッグのポスターが貼られるようになっただけだった。彼は疲弊した地方にも風評被害の福島や周辺にはふれずトモダチ作戦のアメリカ兵の話をする。原発が停止すれば火力発電になり石油や液化ガスの輸入増加になる。石油メジャーはアメリカ資本も多いから・・・と感じるは私だけではないだろう。
写真:© Asahi Shimbun Publications Inc. 提供 小泉純一郎氏(撮影/写真部・岸本絢)
最近の動画:2016.11.10 消費増税TPP推進の経団連に抗議 https://youtu.be/QgW8Lrsnc9Q も是非ご覧ください。