祝トランプ氏圧勝【脱グローバリズムでTPP消滅】
泡沫候補と当初は相手にもされなかったトランプ候補。我々さざれ石の会は昨年より注目し、応援してきた。共和党内でも応援されず、変人、女性差別発言・・・様々なネガティブキャンペーンのトランプ氏。日本のマスコミはひたすら叩き、安倍総理も先日クリントン候補に会うもトランプ候補には会わないという過ちを犯した。
なぜ、我々がトランプ候補を応援したのか。彼が反グローバリズムだからだ。アメリカの国益にならず、労働者の賃金が下がり、アメリカの主権喪失につながるTPPは批准しない。このようにトランプ氏は主張してきた。TPPは参加国のGDPの85%以上の批准にて成立する。つまり、アメリカか日本が批准しなければTPPそのものが消滅する。審議通過を急いだ安倍政権はとんだお笑いである。
「アメリカはもう豊かではない。」彼の世界の警察を放棄するような発言に日本は慌てた。なんとも情けないことだ。しかも戦争反対を声高に騒ぐ人々ではなく、靖国神社詣でをかかさないタカ派の人々がへっぴり腰でアメリカ様の足元にすがりついていたのだ。この様で靖国神社詣でとは片腹痛い。覚悟もできぬ腰抜けは国会議員にふさわしくなく、英霊の前にでるのは恥である。今回は似非保守が慌てふためいた様子がなんとも無様だった。
オバマ大統領がすでに世界の警察を放棄してきたではないか。海洋国家のアメリカにとり公海の自由航海は国益である。第2次世界大戦で日本に打ち勝ち手に入れた権益である南シナ海。それを何もせず放棄したゆえに、今日の中国の内海化があるのだ。これはトランプであれクリントンであれ一発逆転勝利はない。日本は石油をはじめエネルギー資源を中東をはじめ南シナ海経由で輸入している。中国の内海化は経済に大打撃なのだ。政治家も経済界も動かず頼りない。国益を理解していない愚鈍な集団と言わざるを得ない。
戦前は7歳の子供ですら南シナ海や石油の重要性を理解していたというのに、どこまで劣化したのだろう。トランプ大統領にむけ、少しは頭を動かすべきであり、パフォーマンスで靖国神社に参拝してきた恥知らずは、体を張って尖閣諸島で生活をすべきだろう。「一人ぐらい死ななきゃ憲法は改正できないよね。」日の丸を持ち、国歌を歌い、皇居に万歳をする某団体の参加者は平然と口にした。ならば、ご自身の命をささげて頂きたい。海上保安庁や自衛隊、周辺地域の命を生贄にするような姿勢は保守ではなく似非保守である。騙されまいと交流を絶った。
写真:©2016 Bloomberg L.P. 最近の動画:2016.11.10 消費増税TPP推進の経団連に抗議 https://youtu.be/QgW8Lrsnc9Q も是非ご覧ください。