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熱烈な改憲保守を護憲保守へ【安倍晋三の功績・産経新聞の誤分析】

 2017/07/08 コラム
この記事は約 5 分で読めます。 8,327 Views

『「護憲勢力の力を改めて思い知ったよ…」
都議選の惨敗を受け、首相は周囲にこう漏らした
原因は政府・与党で不祥事・失言が相次いだことにあるが、朝日新聞を中心にした護憲勢力による政権批判は常軌を逸していた。』

(『』7/8産経新聞より)

あっちゃ~。。。

安倍総理が護憲保守を意識したかと思えば、安倍政権マンセーの産経新聞はライバル他紙に責任を擦り付けるのか。

先日のフジメディアホールディングスでも、ステマ記事疑惑など株主が発言していたが、偏向報道と言われても仕方ない文面であり、安倍内閣のイメージダウンになることを理解していないようだ。

都民が、どう考え、どう投票したのかは、自由である。

確かに、都政より国政の問題にてマイナスがあったことは事実だ。益害ともにあるのが政党に所属することであり、政党名を掲げ、まして政党からの援助を受けるならば当然であろう。

それは立候補者の選択であり、自民党を選択した限り、泣き言を外に漏らすのは恥である。小池都知事と握手をしなかったと報じられた都議会議員は愚痴も言わず、立派な敗戦の弁と述べ、ご高齢もあるのだろうが後輩育成を口にした

情けない自民党議員のコメントが続く中、彼のコメントには敬意を抱いた。長年勤めあげた分、おっしゃりたいことは数多であっただろう。これでこそ、日本男性の鏡である。是非、立派な後輩の育成に尽力して頂きたい。

批判はマスメディアにとり、必須事項である。しかし、護憲だろうが改憲だろうが個人の選択の自由だ

内閣の支持率が100%であっても個別事項に賛成反対は当然だ。

 

ましてや内閣支持率は国民の半数であり、自民党の支持率は40%である。無党派が多い東京において、国政の風が吹きやすいのも当然であろう。逸脱しているのはこの程度で思い通りに選挙結果がでると勘違いしている判断だ。

 

私事だが、小学生のころから改憲支持だった私(中学受験のために全部暗記しており、一部を取り出しわめく大人を軽蔑する可愛い女児であった)だが、安倍内閣にて、護憲に転じた

 

理由①をもって貴しとなす・・・改憲と護憲で国民が二分して憎しみ合う国民投票は嫌だから。

 

公約違反をし、説明もしない安倍晋三が信用できないから。

日本は法治国家である。憲法9条だけだして、護憲と改憲を罵りあう姿は子供の教育上やめて頂きたい。その他の項目はどうなったのだ。憲法は9条だけではない。他の項目を軽んじて護憲も改憲もないであろう。

憲法が私たちの生活に直接影響したとはあまり感じることはない。ツバを飛ばしあい、ひどい形相になる憲法9条。私には、麻雀みたいな暇つぶし論議のネタにしか思えない。

 

平和の女神9条がありました。

テポドンがバンバン飛んできます。

尖閣諸島周辺も漁民の漁業ができないほど中国の船がきて威嚇します。

竹島周辺の漁民は拉致殺害され、武力占領されました。

小笠原諸島の周りでサンゴは違法乱獲されました。

⇒これって平和なの?恐怖にされされている

国防を妨げる9条のせいで、できません。

湾岸戦争では多額のお金を出し、戦争の加担をしました。

南スーダンに派兵しました。数十人が2日で負傷し医療スタッフところへ、自殺者も帰国まで数十人。

半島有事の際の邦人救出は、自衛隊はダメと拒否されているので関係なくいけません

国防どころか外国の戦争にお金だしたり自衛隊派遣しているし、邦人救出は他国の主権を侵さないとできないケースもあるのだ。

 

世界の情勢は、わが国の9条の有無ではなく、関係なく被害にもあい、邦人救出も他国の主権で制限されて(無視して強硬突破すれば可能?)限界がある。派遣もお金も法律通せばOK。日本は法治国家で実績もある。

生活保護も、国民の最低限・・・が外国人様にまでの現実。憲法違反でも、条例や法律でやっていることは沢山あるのだ。

それならば、気に入るも気に入らないもなく、国民が見るべきは憲法ではなく法律や条例であろう。憲法の議論は否定しないが、大多数の国民が知らない憲法について、護憲・改憲とわめくのも至上命題というのも???である。

産経新聞はこう記事で続けた(『』7/8産経新聞より)

憲法改正に向け、いかに挙党体制を作るか。首相は都議会選後、沈黙を続けているのは、誰が政局を仕掛けようとし、誰が同調しようとしているのかを見極めるためだ。

自民党内の神経戦は、すでに始まっている。』

酷い話である。

有権者が改憲か護憲か、改憲をしたいのであれば護憲の国民のこだわりを聞こうとするのが普通である。

憲法を政局や政争の道具にし、内容の議論をせず、結論を急ぐ安倍晋三首相。貴方の言動が、保守の改憲派をも護憲派に変えたのだ。

 

朝日新聞の護憲ごり押しと分析した産経新聞の記者に申し上げる。

「失礼ながら、貴方の分析は間違っている。記者なら反対意見こそ取材して書くべきだ。」by浅野耀子

 

写真:産経新聞(神戸「正論」懇話会 設立記念特別講演会の安倍総理大臣)

 

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浅野 耀子

浅野 耀子

さざれ石の会の会員として、都内で街頭演説、室内トーク、コラム執筆。
障がい児の親としても、障がいとの共存を模索しながら、子供たちと共に成長を目指す発展途上中の母親。

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