保守が共産党支持?秋のイベントや伝統行事を妨害する【晋ちゃんの迷惑解散】
今週末は、衆院選選挙。秋は町会など地域活動が忙しく私もバタバタしている。国防・治安といえる仕事に勤務していた方と行事の最中に、たまたま今回の選挙の話になった。
「今回は共産党に入れる。自民党は俺たちを守ってくれない。」自民党一筋だった70代の彼はそう言った。投票は欠かさないどころか、1番目に投票したとも聞いたことがある方で、年長者ゆえ私はなんとも言えず、「そうなんですか。」とだけ返した。心では「え?何言ってるの?散々言われてきたし、これからもひどいこと言われるよ。」とつぶやきながら・・・
今回の急な選挙。東京は悲惨だ。都知事がひどいのだ。衆議院選挙に出ると、1年で辞めた石原慎太郎。オリンピックの誘致に成功するも利権に切り込もうとし、選挙資金で辞任に追い詰められた猪瀬直樹。介護やった詐欺、結婚詐欺、養育放棄でリコール活動にさらされ辞任した舛添要一。3人も1-2年で辞めて選挙選挙選挙・・・。もうお腹いっぱいと思ったら区議会選挙が目前なのに衆院選。小池百合子は都民を放置して選挙三昧。
10月22日の投票日はスポーツの秋、勉学の秋、読書の秋、芸術の秋、と様々な言い方をされる過ごしやすい時期ゆえ、公立小学校・中学校や地域のスポーツセンターや区民間などでは行事が目白押しだ。それが延期や中止に追い込まれたことを安倍政権は一言も詫びない。知ってもいないのだろう。美しい日本の伝統行事やイベントが多く行われることすら認識のない文化音痴の総理大臣にがっかりする。
投票所や、開票所になったところでは行事ができない、もしくは一部使用不可になる。道路を使う某パレードは中止に追い込まれ、某学校の体育館でのお泊りイベント予定は他の予定の関係から延期は翌月しかできず寒さのためお泊りイベント自体が無期延期。その他にも様々な影響があったと考えられる。投票所は地域の学校を利用することが多く、秋は学校だけでなく地域の幼稚園・保育園・地域行事が目白押しだ。選挙となるとそれができなくなったり、延期になる。一言それに触れて欲しかったという当事者や家族、関係者の皆様も多いと私は思う。北朝鮮を含めた国防は一大事だが解散の必要性との関連は不明な上、1994年には少子化予測を政府は認識していたはずなのに今さら解散理由になるのもおかしい。
話を戻そう。保守の中の保守が、なぜ共産党か。。敵視されて、忌み嫌っていたのではなかったのか。
ふと、昨年のことが蘇った。南スーダンの派遣。ガーゼなど衛生品も足りずポジティブリスト、地雷対策もされていない戦車での派兵だった。過酷を極めたようで、帰国時には50余名の自殺者のニュースも一緒だった。他の派兵では聞かなかったのに、マスメディアも取り上げることなくアンタッチャブルの帰国だった。
ファンも多い福井県の稲田朋美元防衛大臣はバカンスよろしく派兵先を偵察し、国民には血を流せというのに、野党議員から我が子ならと聞かれると嫌がり泣く。こんな上司で危険を伴う仕事などやってられない。ピカピカに磨き上げられた潜水艦の甲板でも5cmヒールでカツーンカツーン歩いて、自分の足の見た目。もう60なのに、TPOをわきまえていない素行。そこは彼らの命をかけた職場であり、ソナーの耳に騒音攻撃にもなるヒールとは防衛大臣のすべきことではない。
タカ派と言われても緊縮財政でデフレの政府予算。自衛隊の予算もGDP1%で増額なしゆえ、実際の金額はむしろ減少だろう。予算増えずしてやることは増える。悲惨だろうなあ。そんな背景を思うと彼が共産党に投票するという理由が分かった気がした。立場上言えないのは承知だから、私も聞かない。
そんなとき、家にまたしんぶん赤旗の10月号外が入っていた。外交方針や支持者が嫌いだが、ふと目に入った人は保守の私も野党共闘支持と印字されていた。グローバル資本主義から地域の中小企業・農業を守ると言うのは保守主義、とも印字されており私と同意見。うーん・・・この台詞を自民党から聞きたかった。
写真:前述のしんぶん赤旗10月号号外