【2017.6 フジ・メディアホールディングス株主総会】日枝会長ラスト議長
受付を済ませると・・・
お土産(球体展望室入場券2枚、手ぬぐい、AMラジオがFMラジオで聞けるワイドFM、レトルトカレー、パンフレット)と軽食(まい泉のミニカツサンド)が手渡された。
会場入り口にはTVドラマの宣伝ポスターが掲示され、ドリンクコーナーがあった。
いよいよ株主総会スタート。
開始から30分ほど挨拶や事業報告があり、その後に質疑応答。
昨年は2時間半以上あり13:30過ぎに終わったが、今年は質疑応答の始まりも早めで12:58に終了した。
なぜ、ここまで長丁場になり怒号がとぶのか、気になる皆様もいらっしゃるだろう。
中核のフジテレビの低迷による責任追及と、私もビラをもらったが労働組合の活動によるもののようだ。
質疑応答については、1人1回のみの株主総会もあり、1回3分以内テーマ2つまでなど議長の運営権限にて告知されスタートとなるが、フジは制限が緩やかである。
かつて社員やOBによるやらせや妨害があったとの裁判にて不適切運営を裁判所から指摘されたからかも知れない。勿論、どの株主が発言しても指名されればOKなのだが、大半の人は挙手しない。質問も会社により傾向があり、配当や決算ついての質問は私が出席した企業ではあまりきかない。
今日は、中核のフジテレビの質問が続いた。
スマップの解散後のメンバーの番組の継続を訴える女性株主もいたが、4月10月が改編期なので6/28本日の回答は無理だとのことだった。
昨年も質問にあがったドラマへの厳しい質問もあった。
昨年同様女性の株主でドラマがつまらないのはヤングシナリオ大会の選定の不備が原因でないかと話していた。
その他、ワイドショーで5人に一人は不倫しているとの情報が流され根拠を尋ねる女性株主もいた。
似たような番組ばかりと感じてしたが、泉放送製作所が他局の番組も含めて数多の番組を作成しているためオリジナリティーにかけるのではないか。
総じて女性はテレビの内容を指摘し、低迷原因を追究していた。
その他、教科書について数年がかりで同様の質問を続ける女性株主もいた。
男性株主の声は、日枝会長の出身大学である早稲田大学へ2年間で3200万円の寄付がなされていること、総会の運営方法が不公平でないか、TVの低迷は淫行犯罪者も起用する企業体質が問題ではないか、29年間にわたる日枝体制の独裁制への問題視、などがあがった。
言われれば納得してしまったが、メディアと根本的な問題への鋭い質問もあった。
政権よりの報道になりかねる安倍総理とのゴルフや飲食は偏向報道につながるのではないか。
どの政権であっても距離をおくことが公平な報道ができる。
企業理念がTVなどに表れ、スポンサーや視聴者を意識することがかけているのではないか。
産経新聞などの広告が記事の体裁をとったステマ報告ではないか。責任逃れの質疑応答になっており総会の有効性を問うものまであった。
今年は昨年より穏やかながらも終わる直前は「動議、動議。」と声が上がった。
帰り際、恐ろしい場面も見てしまった。
総会の帰り際70代ぐらいの白髪の老人男性がいきなりエスカレーター前で割込み、ある女性の真後ろに立った。
「うるさい女がいるよなー。」と大声を発した。
その女性は株主総会で発言したが、複数回質問をしたのでも怒鳴ったのでもなく、総会運営に支障はない女性であった。
女性が発言するのが気に入らなかったのか、発言内容が気に入らなかったのであろう。
しかし、ルールを守った株主を恫喝する株主には驚いてしまった。
言いたければ挙手して発言すべきだったのに卑怯な老男性に嫌な気持ちで会場をあとにした。
晩節を・・・孫に見せられない言動は取締役も株主も慎むべきある。