衆院さきほど解散【裏目に出た安倍政権と勝負師・小池百合子】
本日九時半すぎに臨時閣議で安倍総理が衆院解散を表明した。正午すぎに、衆院が解散されたのだが、昨日の希望の党の流れに加えて民進党が解党?分裂?の声が飛び交う大混乱・・・
今日のワイドショーは民進党の前原代表の発言について分析するコメンテーターと、小池百合子都知事の出馬予想に終始した。希望の党は憲法や安全保障について一致することを受け入れの前提条件にしているようで、希望の党から出馬できる議員とできない議員がでることは必須だ。合流とは言っていないと、希望の党の若狭議員も発言している。
今さらだが、民進党はどのような党だったか、確認したい。民進党の元であった民主党は「改憲右派」と旧社会党系の「護憲左派」が合併してできた党である。前者の「改憲右派」とされるのはすでに希望の党に仲間入りしている長島議員や細川議員らである。このゾーンの議員は希望の党に移動できる可能性が高いだろう。しかし、護憲左派は小池百合子党首とは意見が合わない議員が多く、党としての合流がないというのは最な話だ。今後、「護憲左派」ならびに小池百合子議員とはウマが合わない衆議院議員の動向も、選挙の注目ポイントかもしれない。
そして、弱った民進党に北朝鮮のミサイルという危機に勝負にでた安倍総理は思惑が外れての解散になった。
・弱った民進党&新規政党には時間不足・・・小池百合子都知事は逆手にとって結党し党首に名乗りを上げ、現在の状態だ。プロモーションビデオも準備してあったなど、戦う姿勢でメディアをジャックしている。
・北朝鮮のミサイル・・・国難と表現したことが逆にバッシングを受け、平和ボケと言われる国民の大多数はあまり興味がない。
・国連の演説でTVの冒頭を飾る算段・・・安室奈美恵の引退宣言にとって変わられ、演説の報道は印象に残るような扱いにはならなかった。
これから投票日まで、目まぐるしい変化に秋も正解がワイドショーをジャックすることは確実なようだ。
今日の一面「9月28日衆院解散、アメリカ税制改革」