強行採決は「冗談」by山本農水相≠「再交渉しないため」by安倍晋三
山本農水相の強硬採決発言は冗談だったそうだ。山本農水相が嘘つきなのか、安倍総理が嘘つきなのか、どちらなのか。安倍総理はTPPの採決を急ぐ理由を訪ねられて「再交渉しないため。」と答えたのである。大切な国際条約に対して内閣不一致とはますます国民の不安は募る。愚鈍な民主党が言い出し、自民党のグローバリストが推進中のTPPはいまだに不透明であり、今回もバカ合戦をしている。
再交渉をしないと明言した安倍総理の発言は自滅行為である。アメリカ大統領選挙は11月8日に行われるが、両候補とも明確にTPPに反対している。反対理由は異なるが、TPP参加国のGDPの85%の批准にてTPPは成立する。つまりアメリカ(か日本)が批准しなければTPPは成立しないのである。アメリカが批准しないであろうTPPの採決を急ぎ、再交渉をしないと明言する総理はよほど恥をかきたいらしい。
クリントン候補は現行のTPPには反対で、アメリカの製薬メーカーの要望、日本の薬価を決める際にアメリカの製薬会社をいれろ、という事なのだ。韓国はアメリカの製薬メーカーにより薬価が高騰し韓国国民は苦しんでいる。日本でもアメリカの製薬メーカーは薬価をあげたいのだ。再交渉をしないと安倍総理がアメリカ様に断れるはずがなく、嘘つき晋ちゃんを国民はどう思うだろう。世界的にも言動不一致の大恥である。安倍総理が言動一致で再交渉をしないならば、クリントン候補は批准するはずもなく、TPPは流れる。
トランプ候補は、TPPそのものに反対で、アメリカの主権喪失およびアメリカ国民の不利益になると明言しているので、交渉もなく批准をしないであろう。
再交渉なくして批准されないTPPの採決を急ぐ安倍総理は愚かである。彼は、経済はマイナスの結果しか出せず、実質消費は民主党の野田政権より低い。今回もミャンマーに8000億円と大盤振る舞いだが、キューバにも借金は1200億円免除し追加ODAや医療援助12億7300万円の約束、アフリカにも3兆円とバラマキ外交。方や、国内は被災地の復興にも出ししぶり、国民には復興特別所得税を課す。日本国民が大嫌いで国民から搾取し海外にばらまく総理に納税者は怒りを覚える。国内復興やインフラの再構築をせず、海外でインフラ整備やばらまきとは史上最低の総理大臣の一人であろう。
写真:日テレNEWS24より