安倍政権の野望【TPPと原発稼働は車の両輪だった。狙われる農村部】
安倍自民党に疑問を持つ国民が保守層と言われる人々から出始めている。「安倍政権はTPPで農村部に打撃を与え、経済的に疲弊した後、札束をちらつかせて原発再稼働をのませるつもりなのではないか。」「無関係に見えたTPPと原発稼働は車の両輪だったのではないか。」こじつけだと笑う人もいるだろう。
しかし、農村部の最近の選挙における有権者の投票動向をみて欲しい。
先週末の新潟県知事選は田中角栄元総理の地盤の保守王国で与党の楽勝か、と思いきや野党連合の勝利に終わった。民進党代表の国籍詐称というスキャンダルの渦中でもあったのに。
先日の参議院選挙では選挙には強いはずの現役の岩城法務大臣が原発で揺れる福島県で落選した。
また、春の北海道補欠選挙は(自民党の町村議員死去による)町村氏の娘婿と野党連合が戦った。大差で自民党勝利かと思われていたが、野党連合が追い上げ自民党は土下座戦略で漸く僅差で勝ったという状態だった。
新潟県知事選、参議院選挙の福島県、ともに自民党は敗北した。
奇しくも新潟県柏崎は、徳川四天王の本多忠勝の領地桑名藩の飛び地であり、幕末期には藩主松平定敬が京都所司代となり江戸幕府に尽くした。
福島原発は盤城平藩のお膝元で、白虎隊、会津の悲劇で有名な戊辰戦争にて薩摩・長州・土佐の攻撃で落城した。この戦いは少年だけではなく特徴として女性も多く戦士している。
マグロで有名な青森県大間は会津藩の生き残りが流され乞食同然で飢餓状態にされた。東京電力には原発3か所あるが、新潟柏崎、福島、青森大間である。
TPP推進、原発再稼働で安倍政権の最終幕の幕開けが始まった。農村部を回ってTPP推進を唱える小泉進次郎は天性の詐欺師だ。安倍政権は小泉進次郎と心中でもするのだろうか。・・・そう感じた新潟県知事選であった。