【趣味は海外旅行・安倍政権ハワイツアー】靖国神社や被災地はスルーして真珠湾。
安倍政権のメンバーがハワイに訪問し、アメリカメディアは好意的にとらえているようだ。過去を清算に前向きに進むことは双方にとり必要かつ最善の策だと私も思う。これに関して、元アメリカ兵や日系人の談話を乗せるメディアも多いが、真珠湾訪問よりもやるべきことがあるのではないのだろうか。
戦争は悪だ。これは正論だが、過去の戦争により国家のために犠牲になった人々への敬意をはらうことは当然であり、よい戦争や悪い戦争という評価により左右されることではない。国家の命令により出陣した人々や戦火の犠牲になった人にとり、よい戦争も悪い戦争も関係ない。歴史は勝者により作れれることが常であり敗戦した時点で内容如何に関わらず、社会的には悪いと評価されることが普通である。日本は島国であったため、外国との戦争経験が乏しく、敗戦らしい敗戦をしてこなかったため過剰反応をしているとも感じる。戦争の善悪を後世の人間がいうことはおこがましく、戦争の分析により回避できなかった原因をさぐり、戦争回避の方法を模索することが重要だと私は捉える。良し悪し、好き嫌いの感情は戦争を語るうえで最重要事項ではない。
本題に戻るが、真珠湾ツアーご一行様にはタカ派と言われる自民党議員も同行した。萩生田議員、衛藤議員らだ。そして毎回危機感のなさが露呈する、泣き虫婆さんの稲田朋美は笑顔で手を振りながらの出立である。遊びに行くのではない。防衛大臣が元敵国に献花にいくのに笑顔で手をふるとは何を考えているのだろうか。南スーダンにも反日で有名な韓国アイドルの限定キャップを被り、リゾート感あふれるご出立。竹島返せ、が防衛大臣の仕事であろうに職務不履行である。昨今の半島情勢の不安定な現状を鑑みても南スーダンから引き揚げ、山陰地方や九州地方の防衛のために自衛隊を配置すべきであろう。タカ派と期待した人々を見事に裏切り、政治活動におけるキチガイじみたナルシストな服装に同性の女性はドン引きである。
真珠湾への献花訪問を否定しているのではない。まずは靖国神社に訪問したあとに真珠湾に献花することが総理大臣ならびに同行議員がすべきことであると私は考える。当時の犠牲者に報告の上、献花するのが国家のために犠牲になった彼らへの礼儀である。それはアメリカに対しても失礼ではなく、自国の犠牲者すら軽んじる総理大臣らによる献花のほうが非礼である。
この10年以内を振り返っても東日本大震災や熊本大分大震災をふくめ多くの災害が日本で起こった。被災者はいまだに日常生活に戻れない。海外にばらまくも被災地にはケチケチで対策もお粗末だ。真珠湾訪問はいいが、まずは靖国神社にいってからが筋であろう。自称靖国神社を崇拝の人々からこのような当たり前の声があまり聞こえず、彼らも靖国神社をこの程度にしか思っていないことに悲しみを覚えた。
写真:真珠湾攻撃(ウィキペディアより)