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勝てば絶対なのか?『勝てば官軍。負ければ賊軍。』

 2017/12/07 コラム
この記事は約 3 分で読めます。 13,045 Views

金のためなら、何でもします。人も裏切ります。ご先祖様の田畑も売ります。」こう聞いたら、貴方はどう思うだろうか。許されざる揉め事。非が相手にあるも、金に物言わせ裁判を有利に進め、正義のこちらが敗北・・・これこそ、勝てば官軍、のしそうなことではないか!

『勝てば官軍。負ければ賊軍。』この言葉に違和感を感じたのは小学生の時だった。

この言葉をふと思い出したのは、秋の衆院選前後の安倍政権があるからだ。小選挙区という選挙制度は死に票も多く、比例復活なる言葉もある。一強といわれるものの、比例による自民党の得票率は3割台。自民党の選挙現場でも、安倍総理の写真入りのパンフレットは余るという話がお抱え記者?からも流れる実情。内閣の支持率不支持率も拮抗し、入れ替わる現状に、絶対的な支持があるとは言えないだろう。『一強』という言葉が一人歩きしている、と感じるのは私だけだろうか。

先のスローガンの時代は『維新』という言葉の通り、当時の政権である江戸幕府を倒した、革命であった。日本は天皇陛下を抱く国ゆえ、政権の担い手が変わっても国家転覆とは言わない。しかし、江戸幕府をテロリストたる薩摩、長州、土佐、肥前が転覆させ成立させた革命政権が明治政府なのである。平成が終わる今も、明治維新は男のロマンと語る人、新選組に刹那を感じる女性も少ないないが、当時の万民に拍手喝采されたとは思えない。

全員が支持などあり得ないのだ。双方に正義があり、それを後世が裁くことはできず、すべきでもない。「和を持って尊しとなす」が文字として記録されたのは聖徳太子(存在については諸説ある)の時代であるが、それ以前より日本人の感性で最も重んじられる第一項であった。「死者に鞭打つ」というのは非難されることであり、「死ねば、みな仏様」といい、死者を辱しめることは軽蔑の対象であった。戦いに明け暮れた戦国時代も大将が責任をとれば、部下が個別の責任を問われることはなかった。領地の変更などがあるにしても、武田勝頼軍も敗戦後の再就職は引く手数多だったように、敗戦チームの所属であっても寛容だったのだ。

その常識を覆した『革命』が明治維新である。当時の政権たる江戸幕府と対幕府テロリストの戦いは戦後も悲惨であった。忠誠心豊かな会津藩は福島県から青森県の津軽半島へ追いやられ、餓死との戦いであった。会津藩への重鎮の切腹命令も受け入れるも、女子供まで餓死に追い込む見せしめ。酷すぎる現実ゆえ、教科書ではさらりと苦労した、程度だが、革命政権は残虐であった。そして、死者の1割以上が女性という異様さ。亡き夫や幼児に代わり総指揮をとる女性もいるが、一般女性は側室でも逃がして男同士が戦ってきた日本の歴史において突出している。

冒頭に記した違和感。日本らしくない政権交代のやり方、日本人の慣性に合わないスローガンが十歳の私が感じた違和感の原因だった。

今の安倍政権はどうであろうか。小泉政権、民主党政権、安倍政権と絶対的な支持による議席だったのであろうか。国難とあおり有権者を罵倒した恥ずかしい総理大臣、〇〇よりマシという消極的な投票、絶望や諦めによる棄権、投票とは無関係な内閣府によるご指名の民間人が幅をきかし自民党の国会議員ですら物言えぬ独裁体制

私には、大多数の民意も、和を重んじる日本人の気持ちも反映されているとは、安倍政権に対して思えない

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浅野 耀子

浅野 耀子

さざれ石の会の会員として、都内で街頭演説、室内トーク、コラム執筆。
障がい児の親としても、障がいとの共存を模索しながら、子供たちと共に成長を目指す発展途上中の母親。

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