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クリントン候補ら【グローバリストが捏造したリビアの大悪党・カダフィ大佐】

 2016/11/07 コラム
この記事は約 3 分で読めます。 7,413 Views

アメリカの大統領選挙がいよいよ明日に迫ってきた。先日安倍総理は民主党のクリントン候補と会談した。しかし共和党のトランプ候補とは会談しなかった。双方と会談をするか、双方とも会談をしないか、どちらかであろう。2大政党制のアメリカで大接戦の二人の候補者に対してこのような対応をする外交感覚のなさに落胆した。外交は好き嫌いで会談したり、リスク無視では困るのだ。

安倍総理一押しのヒラリー・クリントン女史とはどのような人物なのであろうか。クリントン元大統領の妻であり、学業優秀でバリバリのキャリアウーマンかつ、夫の不倫にも動じない根性をしめす女性というイメージだろうか。しかし、最近のクリントン候補は、かつての精彩をかきスーツ姿も残念だ。中肉中背なのは変わらないのだろうが、タイトスカートから間抜けなバルーンなスカートをはくようになってしまった。下半身にピッタリすることは望んではいないがAラインのロングスカートでもなく不思議な空間があるスカート姿は残念だ。人工肛門のうわさがたつのもこのためであろう。

アメリカと言えば世界の警察を自称し、他国へ様々な介入をしてきた。5年ほど前になるだろうか。アラブの春への対応は記憶にあることだろう。チュニジア、エジプト、リビアの革命との認識だと思うが、リビアのカダフィー大佐は以前からの悪人ではなく欧米と仲良くしていただけに腑に落ちないカダフィ大佐殺害の結末であった。そして翌年、アメリカのリビア大使館が襲われ、一度は脱出するも殺害されたリビア大使。カダフィ大佐は大悪党と日本のマスメディアは報道したが本当だったのだろうか。
リビアはお金持ちで、欧米の金融機関にカダフィ大佐は多額の預金があった。これは彼の死後凍結され、リビアに返金されたとは聞かない。アフリカは通信技術が乏しく毎年5億ドルもヨーロッパに支払い、通信をしていたがカダフィ大佐がアフリカの通信インフラ整備に3億ドルを拠出し、他のアフリカ諸国で1億ドルを調達しアフリカ独自の通信インフラを整備する計画もあったのだ。IMFのアフリカ版AMFの設立も計画しており、豊かな財政とリーダーシップでアフリカのヨーロッパ依存を打破しようとしていたのだ。リビアは無職であれば住むところも無料になり、大学進学まで無料、保険の無料など、日々の生活から教育に至るまで手厚いサポートがなされている。国民がカダフィ大佐を慕い長期政権だったことも当然なのかも知れない。

この殺害されたアメリカのリビア大使はクリントン候補の部下だったとの話もある。クリントン候補は日本の薬価を決める会議にアメリカの製薬会社をいれろと主張するグローバリストの筆頭だ。お金のためならば何でもするだろう。アメリカの正義を世界におしつけ、紛争戦争ビジネスの新自由主義に追随する日本。クリントン候補とトランプ候補はエースと変人の戦いではない。グローバリストと反グローバリストの戦いだと私は捉える。

写真:ウィキペディアより 最近の動画:2016.11.10 消費増税TPP推進の経団連に抗議 https://youtu.be/QgW8Lrsnc9Q も是非ご覧ください。

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浅野 耀子

浅野 耀子

さざれ石の会の会員として、都内で街頭演説、室内トーク、コラム執筆。
障がい児の親としても、障がいとの共存を模索しながら、子供たちと共に成長を目指す発展途上中の母親。

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