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【奴隷売買の地だったハーバード大学】今はグローバリスト発祥の地

 2016/11/08 コラム
この記事は約 3 分で読めます。 11,217 Views

昨今、世界はグローバリズムからの回帰傾向にある。産業革命を成し遂げ、金本位制を導入し、それを捨てる、など常に世界の流れをつくるイギリス。勿論、グローバリズムの発症の地でもあり、先日イギリス国民はEU離脱を決めた時代は脱グローバリズムなのだ。

グローバリズムは人・物・お金の行き来が自由である。経営者にとっては可能性が広がり、安い労働力の確保のためにも支持されるだろう。しかし、グローバリズムの土台には小さな政府と自己責任がつきまとうのである。小さな政府とは、国民が税金を極力払わず、介入もされず全て自己責任で行うということだ。具体的に言えば、累進課税を否定し所得税などの間接税ではなく、消費税などの直接税(人頭税もそれにあたるだろう)を導入し、税金による所得格差を行う再分配がなされないということなのだ。金持ちになるのも貧乏になるのも死ぬのも生きるのも自由であり、政府が介入すべきではない、という考えがグローバリストの考えである。

アメリカは1970年代から着実にGDPを増加させている。しかし、国民の99%は貧しくなり、上位1%だけが所得を5倍に増加させた。これがグローバリズムの結果である。日本は1億総中流と揶揄された時代があったが、治安も安定し日本人の購買力も増加し続けていたではないか。高度経済成長期には好景気で人出不足だったが、移民はせず生産性向上で対応し成長を成し遂げたのだ。労働人口=生産高は産業革命前の話である。

ハーバード大学は立派なレンガ造りの大学だ。校舎のレンガを造っていたのはアフリカからの奴隷であり、ハーバード大学内では奴隷の売買をしていたそうだ。そこでは巷の貧困や治安悪化は関係なく勝ち組が負け組から搾取することも学ぶのだろう。市場原理だけが全てだ、と。ちなみに、この大学の出身者には、パソナの会長の竹中平蔵 、小説家の村上春樹、建築家の安藤忠雄 、ローソン社長の新浪剛史、楽天会長の三木谷浩と言ったそうそうたるメンバーがいる。長生きをしたいのならば自分で蓄財すべきとの趣旨の発言をしたパソナ竹中平蔵は、生死も自由という考えだということは確かだ。

最近の動画:2016.11.10 消費増税TPP推進の経団連に抗議 https://youtu.be/QgW8Lrsnc9Q も是非ご覧ください。

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浅野 耀子

浅野 耀子

さざれ石の会の会員として、都内で街頭演説、室内トーク、コラム執筆。
障がい児の親としても、障がいとの共存を模索しながら、子供たちと共に成長を目指す発展途上中の母親。

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