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護憲保守に支持された【小池新党の勝利】

護憲保守?護憲と口にするのは左翼ではないのか、とタイトルに疑問を持つ方もいらっしゃるだろう。

安倍政権が憲法改正を声高に口にし、保守=憲法改正と思い込んでいないだろうか。

憲法改正は自民党の結党理念でもあるが、有権者の多くは必ずしも憲法改正を望んではいないのだ。
今回の都議会議員選挙の結果を、さざれ石の会はこう分析する。
①そもそも、自民党支持者や党員のすべてが改憲支持なのだろうか?
自民党支持層の4割は吉田茂総理以来の軽武装の「護憲派」である。吉田元総理大臣サンフランシスコ平和条約を締結したことからも分かるように軽武装主義の平和主義であり、軍事アレルギーと称される人物であった。
安倍総理は憲法改正を至上命題のように扱っているが、戦前回帰の側面に、自民党支持者の4割は違和感をもっているのだ。自民党の保守本流とは、宮澤喜一などの吉田茂の軽武装・護憲を継承するグループであて、核武装をしろ!再軍備!などと叫ぶ人々ではない。
自民党支持者の多くは、この保守本流を信じて、これまで自民党を支持してきたのだ。だから、最近の安倍総理の憲法改正を強行突破しようとする攻撃的な姿勢に不安を感じ始めたのだ。
自民党議員の約4割も日頃の言動から判断すれば、支持者同様に「護憲保守」であると推察される。
②3年間国政を握った民主党はどうなのだろうか?
民主党は「改憲右派」と旧社会党系の「護憲左派」が合併してできた政党である。憲法でも政策でもねじれているのだ。野党の間はそれでもよかった。
しかし、政権をとったら、「改憲右派」と「護憲左派」を足して二で割って「護憲右派=吉田茂流保守本流」へ衣替えをする必要があった。これに成功すれば、民主党は長期政権を維持できただろう。しかるに国政を握った民主党はそのプロセスを怠った
そのため有権者には「改憲左派」の政党に見えるのだ。有権者の間に「改憲左派」という層は皆無である。有権者に「改憲左派」を支持する層がいないので民主党は得票を得られず、壊滅したのである。安倍政権の支持率が下落しても民主党・民進党の支持率が上昇しないのはそのためだ。
①②の現状により、小池百合子の都民ファーストの会は、自民党支持層から護憲保守層の票を奪い、野党支持層から護憲中間層の票を奪って圧勝したのである。
追記:
当選者の皆様、支持者の皆様おめでとうございます。勝利はゴールではなくスタートです。有権者の声を聞き、有権者ファーストで任期中頑張ってください。

有権者も投票した議員を注視することが責務だと心得て下さい。あなた任せは無責任と認識し、都議会を見守る所存を本日新たに致しました。(浅野耀子)

 写真:産経新聞より

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浅野 耀子

浅野 耀子

家事育児が苦手なマイペース専業主婦で、息子と娘の母親。
さざれ石の会会員として、都内で街頭演説、室内トーク、コラム執筆。
中学PTA役員、小学校保護者の学年会計、幼稚園前役員&現新体制移行担当、地域の環境事業推進委員、ボーイスカウト家族会役員。

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